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Channel: 学芸員の小部屋
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富山大学に再び出講、散村の話をしてきました。

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富山大学でこの冬二度目の講義。

不思議なもので、そんな日に1年前に発表した話が遠いところで炸裂。もとをたどれば2015年に安曇野で話してきたことが導火線なのだとか。一体どうなっとんじゃ。いつどんなタイミングで時限爆弾が破裂するかわからんものだ。

 

気を取り直して講義に臨んだのだが、今日は大惨敗。

前回の城郭の話をサラッと終えて、散村の話に入って「出身地の景観を自慢する」というワークまでは手応えがあったのだが、本題の文化的景観の話に入って間も無く、スクリーンから目を転じて受講生を見渡した時、1/4ほどの学生が寝ていた。これはショックな景観だった、マジで(笑)あえなく心がポキっと音を立てて折れた。そこからエンディングまで長いこと長いこと・・・。

 

テーマが「砺波平野の散村」という若い人には響きにくい内容だったこともあったのかもしれないが、全ては自分のせいだ。前回のお城の話では、寝ていたのは1人だけ。それだけ学生が興味を持って聞ける話ができなかったという事に他ならない。プレゼンの作り込みが甘かったのかもしれないし、話の構成が退屈だったのかもしれないし、頭の回転が悪かったのかもしれないし、トークのキレがなかったのかもしれない。いずれにしろ情熱のピースが足らなかったように思う。

 

出町の陣→前回の富山大学での授業→出町高齢者学級→城端の陣と自分の中では連勝続きだったので、どこか慢心というか心の隙があったと思う。「富大での2回目の授業が終われば年末を迎えるだけだ」という気の緩みがあったのかも。ああ、こんな最低な授業を受けた学生さんに申し訳ない。しかもわざわざ聴きにきてくれた人文学部のSTくんにも悪い事したなあ。いつかリベンジを果たさないと。しかし、大学での講義って本当に難しい。シンポジウムや研究発表会や公民館などで話すのとは、全く別物だ。

 

せめてもの救いだったのが、前回の授業終わりに質問をしてきた学生くん。今日も帰りがけに話しかけてくれた。彼のおかげで新たな情報を得ることができたし、城を3つも攻めることができた。感謝感謝。やっぱり出会いって大切だね。と、自分を慰めつつ家路につくのでした。今夜はヤケ酒じゃーーー!!


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