
砺波市庄川町庄で産出される金屋石と、
福井県の名産である笏谷石(しゃくだにいし)は同じ緑色凝灰岩で、
ほとんど判別がつかない。
笏谷石の石工さんにいわせれば「見分けがつく」そうだが、
年数が経って風化したものはそう簡単に判別ができるとは思えない。
とくに富山には両方の石材が入ってきているので、これまでしっかり区別することは
できなかった。そこにきて、今日の北日本新聞の記事である。
この記事によると、種類や産地を「帯磁率」で特定する新手法を発見したという。
とくに衝撃だったのは尾山神社の石の導水管。
これまで金屋石と標記されてきたのだが、3本のうち2本が笏谷石だという。。。
これは少なからずショックだ。が、こうやって研究は進歩していくのだとも思う。