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Channel: 学芸員の小部屋
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またまた新幹線で東京に行ってきた。

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先日北陸コカコーラの社長さんらと鳥獣戯画展を見てきたばかりだが、

今度は仕事で東京に行くことに。

例によって7:28新高岡駅発のかがやきを待っていると
「野原くん!」と威勢の良い声が。KIGC弁理士さんだ。
車両も一緒で、東京駅に降りてから山の手線も一緒に乗って浜松町でお別れ。

まずは渋谷に向かうことに。渋谷駅で下車してハチ公バスにのって表参道へ。
そこには明治神宮の巨大な石灯籠が。こないだ見た上野東照宮の石灯籠より大きい。


表参道から歩いて國學院大學博物館へ。
昔のイメージでは狭い空間にこれでもか!ってほど圧縮して展示されていたが、
まったく雰囲気は変わり、洗練された空間になっていた。圧縮陳列は変わらなかったが。
展示物の面積あたりの数はほかの博物館を圧倒するだろう。そのためかキャプションなど
は少なかった。一般人よりも専門家向けの博物館だ。



樋口清之氏のコーナーもあった。
自分が初めて考古学に関連した本を読んだのは小学6年生くらいの頃、
母親が読んでいた樋口氏の本を読んだのが最初だ。なので妙に感慨深い。
ちなみにその本は母親に返さずに今も自分の本棚にある。


そこから西麻布に移動して北海園で軽くランチをとって、

たまにはアートに触れたくなったので、新国立西洋美術館に立ち寄ると
なんとお休み。。。がっくり。


仕方なく六本木に移動して21_21design siteに行くとここもお休み。
今日は2連敗だ。美術館に縁のない日なのだろう。

テキトーに六本木ヒルズ内をプラプラして、テレビ朝日や毛利庭園に
寄って、六本木駅から地下鉄で霞ヶ関へ。とりあえず虎ノ門の虎の像をパトロール。


午後から文部科学省の講堂で今回のメインイベントである研修会に参加した。
エアコンが効きすぎて寒かったことはさておき、史跡や文化的景観のマネジメントに
関する研修だったのだが、研修の狙いは何だったのかイマイチ判然としない内容の
研修だったように思う。たとえば上の写真の図は、だれも理解できなかったのでは?
せっかく全国から担当者を集めるのならもっと濃密なもので、
超実務的なものか、もしくは理論的で痺れるような内容のものを期待したい。

研修には文化庁のFKZWくんがいて、終了後にしばし談笑。
今度東京に来たときには一緒に飲もうと約束した。
おいしいワインの店に連れていってくれるそうだ。楽しみにしておこう。



研修後、新幹線の時間までしばらくあったので、上野に移動。
平日なので博物館は早く閉まるし、今日は美術館に縁のない日。
夜高の疲れも残っているので、おとなしく鈴本演芸場で落語を聞くことにした。

軽い気持ちで寄席に入ったが、だんだんと見入ってしまった。
太神楽曲芸の鏡味仙三郎社中の妙技に観客一同息を飲んだ。
落語では三遊亭白鳥のおバカなナースの話や橘家文左衛門のドスのきいた語り口調に
思いっきり笑わせてもらった。しかし寄席はいいね。
稲荷寿司弁当と缶ビール2本をいただきながら演芸を観られるとは贅沢だね。

19:30すぎまで落語を聞いて、ちょっとだけお土産を買って
20:02上野駅から北陸新幹線に乗車。2時間弱で新高岡駅に到着。

日帰りの東京出張にも少し慣れてきたような気がする。

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