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衝撃!善徳寺の宝物11点盗難

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<2012.7.18 北日本新聞>


衝撃のニュースが飛び込んできた。
城端別院として名高い善徳寺の宝物が盗難の被害にあったそうだ。
被害がわかったのは昨年12月30日。被害総額は2200万円に相当するという。

さきほどNHKの昼のニュースで、茨城県内で窃盗容疑で捕まった男性が
善徳寺の盗難にも関わっている可能性がある、と報じていた。
なによりも宝物が元の場所に戻ることを願って止まない。



続報!善徳寺の盗難事件

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<2012.7.19 北日本新聞>

北日本新聞に善徳寺盗難事件の続報が載っていた。
しかし、盗難された宝物11点のうち、8点が県指定文化財だったとは。

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【TV】利賀どぶろく 急逝した功労者に捧げる味は・・・

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今年5月に急逝した利賀村商工会の松岡さんの特集です。
ぜひご覧ください。

 http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20120719190625

(2012年07月19日 19時05分)

 南砺市が去年『どぶろく特区』に認定されたことを受けて、
このほど、南砺市第1号の『どぶろく』が利賀村で完成しました。

 手続きや商品開発などの準備は、民宿経営者の中西さんと
商工会職員の松岡さんが、二人三脚で進めました。

 構想から足かけ3年。

 ほかの地域とは違う『どぶろく』にしようと奮闘するその姿を追いました。
(チューリップテレビホームページより)

<LONDON2012・1日目> いざロンドンへ!

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2012.7.29

人生には旅が必要だ。だが、望むと望まないとに関わらず、思いもよらない時に何かが意外な場所に連れて行ってくれることがある。それが今回の旅行である。

4年に一度のオリンピックが今年はイギリスの首都ロンドンで開催された。わがいとこの田児賢一くんがバドミントン競技で日本代表として出場することになったので、親戚一同+αで応援ツアーを組むことに。総勢18名の大所帯である。

備忘録のために、ドタバタ旅行の顛末を簡単に記しておこうと思う。(この記事は帰りの機内で書いている)

14:45 小松空港発  →15:55 羽田空港着>

JL1278便でひとまず羽田へ向かう。13:30頃に空港ロビーに親戚が集合。中には初めての海外旅行の人もいて、なんだか気もそぞろ。だって、親戚一同で海外旅行なんて初めてなのだから。挨拶もそこそこにチェックインを済ませ、手荷物を預けた。みんな慣れていないようなので、自分がやってあげた。(自分を突き動かしたのは、この一行を無事に率いらねば、という気持ちから)

ちなみに今は「Eチケットレシート」が主流。一度の旅で何枚も必要な航空券の代金を旅行会社を通して一括して払い、そのレシートを持ち歩いていれば、各空港でチェックインが出来る仕組み。万が一、レシートを無くしても名前で予約が完了しているので大丈夫。

16時
前、無事に羽田に着き、荷物を受け取ってから空港の両替所で円からイギリスの通貨・ポンドに両替をした。レートは1£=約133円。空港から送迎バスに乗ってJALシティー東京羽田にチェックイン。

ここでサプライズ。いとこの姉妹が賢一の応援用に、寄せ書きをしたためた国旗とお揃いの赤いTシャツを準備してくれていたのだ。一同、テンションが上がった。

この日の夜はホテルのレストランで宴会。調子づいて向かいのラーメン屋で飲んだはいいが、なんと!応援用に用意していた赤いTシャツと、旅の記録用のGR2を店に忘れて来てしまった。。。気づいたのは翌朝4時。ああ、なにやってんだか。(ちなみにロンドンに着いてから連絡を取り、旅行中に自宅に郵送してもらい解決)



LONDON2012<2日目> ロンドンに到着、長〜い1日

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2012.7.30

朝3時
起床。ホテルのロビーに4時に集合して、旅行会社の添乗員と羽田空港へ向かう。国際線ターミナルまではホテルの送迎バスで直行。空港の食堂で朝食を済ませ、手荷物のチェックイン。ここで添乗員さんとお別れ。一同に何とも言えない不安がよぎった瞬間だった。英語が堪能な人はいない、イギリス未経験者ばかり。不安にならないほうがおかしい。

なんとか搭乗ゲートまでボクが誘導して、機内に乗り込む。そして、離陸。ロンドンまでは直行便で、約13時間の空の旅。少しでも旅の疲れを溜めたくないところだが、席の前には1~3歳くらいの子どもたちが3人ほどいて、泣くやらわめくやら。可愛らしいので腹が立ったりはしないがこれにはいささかマイッタ。

6:25 羽田空港発→10:35 ヒースロー空港着>

とうとうイギリスまでやってきた。不安と期待が入り混じり、眠いようなよく寝たような不思議な感覚のまま手荷物を受け取りに行こうとしたら、われわれの前に浜崎あゆみが!!a-vexの関係者らしい2名とじゃれ合いながら、前を歩いていた。とっさに「写真でも撮っておく?」という空気が流れたが、これから先、何があるか分からないので止めておいた。(が、幸先が良いような感触も)

手荷物を受け取り、現地の添乗員さんと合流。バスまで移動する途中にUENさんがトイレに行って軽く行方不明に。この行方不明が良い出会いをもたらしてくれた。UENさんがわれわれを探している時、彼女の同僚で現地に半年在住しているOK先生という方が出国前に連絡を受けていて、空港に来ていてUENさんにバッタリ。待ち合わせをしていなかったので、まさに偶然の出会いだった。

ここからOK先生が大活躍。
アダルトチームはホテルに一旦荷物とともにチェックインし、ヤングチームはオリンピック観戦に行くことにして二手に別れた。添乗員さんはホテルまで同行し、そこでお別れ。ヤングチームは自力で会場であるWembley Arenaまで向かわなくてはならない。

添乗員さんは「地下鉄は乗り継ぎが難しい。危険だ。タクシーを使うべき。」と再三にわたって勧めるので、タクシーに傾きかけたところでOK先生が「そんなに難しくはない。私が案内しましょう。」と水先案内人を買って出てくれた。こんなに頼もしいことはない。

<Piccadilly line;Heathrow Terminals5→ Green Park
Jubilee line;Green park → Finchley Road
Metropolitan line;Finchley Road→ Wembley Park>

そして、先生の案内のおかげで全く迷うことなく、会場に辿り着けたことは言うまでもない。乗り継ぎのミソはFinchley Road駅で一旦降りて、急行のMetropolitan lineに乗り継ぐこと。素人集団では絶対に分からなかったはずだ。このあと、滞在中に何度もこのショートカットテクを使わせてもらった。

Wembleyの駅に着くと、五輪ムード一色で嫌でも気分が高揚する。駅の正面にはドドンとWembley stadiumが構えている。ここは日本でいうところの国立競技場。イギリスサッカーの「聖地」だと後日、同行のサカキチYSKZさんに教えてもらった。

バドミントンの競技会場であるWembley Arenaはスタジアムのすぐ脇にある。空港並みの厳しい手荷物検査をくぐり、何度もチケットを見せてようやく建物内に入ることができる。会場ではすでに白熱した試合が行われていた。ロンドン五輪のイメージカラーであるショッキングピンクといか、パープルピンクと形容したらいいのか分からない色が3面のコートを囲み、三方を観客席が埋めている。バドミントンの試合というと、せいぜい数百人規模が関の山と考えていたが、さすがは五輪。数千人(収容は5~6000人くらいか)は入る客席で、しかも大半が埋まっている。

じつは、会場に来る前に残念な連絡が入っていた。
田児賢一がスリランカの選手に予選リーグで敗北。リーグは2人だけなので、敗退が決定したというのだ。ガーン! 相手は世界ランキングも賢一よりずっと下。まさか、まさかの結果である。
賢一は23歳とまだ若い。今回の結果はこれからの糧になることだろう。転んでもタダでは起きないタイプだと思うしね。

下を向いていても仕方ないので、われわれは競技観戦に集中した。イギリス名物、Fish&Chipsを食べなら、中国の林丹やマレーシアの英雄リーチョンウェイ、デンマークのピーターゲートなど名だたる選手のプレーを目の当たりにして興奮した。林丹はとにかく早い。相手との力の差は歴然で、まるでウォームアップをしているような余裕さえ感じた。

面白かったのはリーチョンウェイの試合。世界ランキング1位の彼は、会場の一番の期待を集めていたが、試合が思うように進まない。リーの楽勝かと誰もが思っていたが、対戦相手、フィンランドのLang選手が素晴らしく善戦しているのだ。すると会場もLang選手に大きな声援を送るようになり、とうとう1セットを取ってしまった。結局、リーの勝利に終わったが王者を土俵際まで追い詰めた白熱試合に観客はスタンディングオベーションで応えた。

しかし、眠い。日本との時差が8時間。今朝は3時に起きて、宿泊先のホテルに戻ったのは12時近くになっていたので、都合27時間ほど不眠状態なのである。這いずるように部屋に入り、倒れこむようにベッドに横たわった。まさに、力尽きるの図。ロンドンでの長い1日目が終わった。



LONDON2012<3日目> ロンドンアイとサッカーの狂騒

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2012.7.31

6時起床。眠い目をこすり、ホテルのレストランへ。
まだ昨日の疲れが取れない。もしかして、これが時差ボケなのだろうかと思いつつ、豪華なバイキングの朝食をいただいた。

今日の観戦チケットは手持ちの枚数が限定されている。午前5枚、午後5枚。そこで午前は、昨日観戦できなかったアダルトチームの数名と地下鉄の乗り継ぎが分かる自分が一緒に行くことに。ひとまずEarl`s Court駅までタクシーで行き、そこから地下鉄でWembleyへ。

雨は降っていないが、地面がしっとりと湿っていた。
昨日と同様、入場の検査をして会場入り。昨日にも増して大入り。午前11時頃までバドミントン競技の予選リーグの試合をいくつか観戦した。昨日のように大物選手はいなかっが、それなりに楽しめた。昨日、OK先生に聞いたところではヨーロッパでのバドミントン観戦の流儀としてアルコールを飲んだり、いろんなものを食べたり、とにかく楽しみながら見るというのがあるそうだ。生ビール片手に観戦、、、日本ではちと考え難い。でも郷に入っては郷に従え。他の外国人の真似をして、カプチーノなんぞを片手に観戦してみたりした。

観戦中に気づいたのは、インド選手への声援が多いこと。声援を送るのはインド系移民だろうか。「Go!! India!!」という声があちこちで聞こえる。腹からの、本気の応援だ。男性も女性も、みんなだ。これにはナショナリズムを感じた。

午前の部が終わると客席は総入れ替えとなる。
われわれはひとまず会場を出て、マクドナルドで一休みすることに。バーガーを食べて一息ついていると、隣にいた年配の英国人女性が話しかけてきた。若くて綺麗なお孫さんも一緒だ。なんでも、昔日本に行ったことがあるという。せっかくの出会いなので「Is there a tourist destrination close to this?」と聞くと、Westminsterを勧められた。夜まではフリーだし、Westminster駅まではWembleyからJubliee lineで直通なのでみんなで移動することに。

結果的にはこれが大当たりだった。
Westminsterに着くと、目の前には「ビッグ・ベン」の愛称で親しまれている国会議事堂やWestminster寺院が、まさにそびえ立っていた。そこで、Westminster寺院の内部を見学することに。イギリスの観光地は、観光客対応が充実していて無料の音声はもちろん、音声やパンフレットは各国語ごとに用意されている。

この寺院は王室と関連が深く、重要な行事はことごとくこの寺院で行われる。まさにイギリスの背骨のような寺院であり、イングランドの象徴的存在。駅名からもそれが伺えるし、街並みもこの寺院が中心だ。寺院は10世紀に建立され、1066年のウィリアム征服王の戴冠式以来、王室とともに歩んできた。1000年紀、ミレニアムに及ぶ関係性だ。

内部も豪華の一言。礼拝堂に立つと、絢爛なステンドグラスに調度品、秀麗かつ圧倒的な迫力をもつ建築の荘厳さに、思わず呼吸を忘れそうになる。そして、自然と祈りたくなる。そういう空間だった。

寺院内のカフェで一息ついて、今度はテムズ川を越えて対岸に。
目の前に大きな観覧車があったので、乗ることに。これはロンドンの新名所、London eyeという。世界最大級の観覧車で、もっとも高い位置で135m。1周するのに約30分かかる。Westminster周辺の大パノラマが楽しめて結構なのだが、景観や伝統を重んじるイギリスで、このような近代的娯楽施設が許されることがなんだかアンバランスに思えて仕方なかった。

ゴンドラを降りたあと、テムズ川沿いで日本酒の試飲会をやっていた。すると、そこにナゼか超有名な旅人がいるじゃないか!!そう、サッカーの中田英寿氏だ。

ミーハーなので「写真を撮らせてください!」というと一旦は断り、続けて「君が日本酒を飲むんだったら、撮ってもいいよ」というので日本酒1合ほどキューっと飲み干し、一緒に撮ってもらった。まわりに中田氏に気づく人はほとんどおらず、普通に会話することができた。聞くと、大の日本酒党だそうで、「日本の力になりたいんだ」と言っていた。言うこと為すこと、見た目にファッションまでカッコ良すぎるじゃないか!!

カッコいい大人の男に触れたあと、地下鉄を乗り継いてWembleyに再来。時間があったので、インド料理店で4種類のカレーを堪能。もしかしたら、このカレーが滞在中で一番美味しい料理だったかも。そのあと、時間が来たのでWembley stadiumに移動。

女子サッカー、Great Britain vs Brasilの試合を観戦するためだ。
スタジアムに入って驚いた。今まで見たこともないような巨大な施設で、収容人数は8万人とか。とにかく施設の大きさ、人の多さにビックリ。しかもイギリスの応援がかなり熱い!大きなウェーブが起こったり、怒声のような声援が飛んだり。とにかく圧倒されっぱなしだった。
試合は開始1分ちょいで、GBが先制。結局2ー0で勝利したそうだが、試合終了まで見ていると、帰りの電車が大混雑を回避するために、後半がはじまってそこそこに退散。

その後、なんとかホテルに帰って無事に就寝。


LONDON2012/4日目  Stratfordの混雑とバドミントンの新星

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2012.8.1

6時起床。
今朝はいつもの朝食バイキングを食べて、ゆっくりと過ごした。なぜなら、今日は女子バレーの観戦で、会場はホテルから徒歩15分のEarl`s Courtだからだ。ホテルのロビーで応援のために日の丸のタトゥーシールを貼って、いざ出発。

会場はいつも利用する地下鉄駅の裏側にあって、街中にあるのでさほど気にしていなかったが、Wembley stadiumと同様に見たこともないほどの巨大な体育館だった。各階(Levelという)ごとに売店のあるフロアがあるが、そこが普通の体育館がスッポリ入る大きさだ。

ラビリンスのような施設内を彷徨い、座席のあるLevel4まで移動し着席。
試合は、日本vsドミニカの一戦。
2日連続バドミントンを見て来たが、やっぱりメジャー種目であるバレーはなんだか力が入る。木村沙織や竹内やいつもテレビで見ている選手ばかり。(といってもあまり名前を知らないが・・・)

試合はあっさりと3ー0で日本が勝利。しかし、メジャー種目は演出が違う。セットの合間にはマイクをもった男性(たぶんタレントさんだろう)が現れ、会場を盛り上げたり、点数が入るたびに効果音が流れて、その音に合わせて10~12才くらいの女の子がフリフリと踊るのだ。この演出を選手はどう思っているんだろう。

あまりにも試合展開が早かったので、11時くらいにはフリーに。そこで弟を連れてオリンピックスタジアムに行ってみることにした。せっかく五輪に来ているのにWembleyも今日の会場も主会場からは離れているのだ。Central lineでStratfordに移動。地下鉄に乗る前にCycle Surgeryという自転車屋を発見したので、ちょいと立ち寄った。

Stratford駅に到着。駅前にはH&Mなど巨大商業施設がひしめき合い、多くの人が波のように行き交っていた。その波に身を任せてオリンピックスタジアムの方向に進み、チケット売り場を探したが、入口のお兄さんに「オンラインで予約しないとダメだ」と言われ、ネットからアカウントを取って、一生懸命チケットを手に入れようとするのだが上手くいかない。おかしいと思い、旅行会社に問い合わせてみると「日本人の場合はJOCを通して買わないとダメなんです」だって。せっかく自転車のタイムトライアルで別府選手を生で応援しようと思ったのに。残念無念。

予定が狂ったので、駅前の店をブラブラ。docomoの日本人店員さんになぜか扇子をもらったり。そうこうしているうちに良い時間になってきたので、Wembleyに移動を開始。途中、Bond streetでブラリ途中下車の旅をして、路地裏を散策。addidas shopでオリンピックグッズを購入。

夜はWembley Arenaでまたもやバドミントン観戦。
ここで、ようやく賢一の顔を見ることができた。親戚一同、ねぎらいの声をかけたあと、皆で記念撮影を。元気そうで何よりだった。

さて、今日の試合は日本人が3組も登場する。
まず、トナミ運輸の佐々木翔は男子シングルスであっさりと勝利。つぎに、今大会の台風の目となっている「フジカキ」こと 
藤井瑞希-垣岩令佳組がカナダの長身ペアに勝利(最終的に銀メダル)。最後に登場した佐藤冴香は勝っていたものの途中で足を負傷。プレー途中にコートに倒れこみ、場内が騒然とした。それでも立ち上がり、プレーを続行したがコーチが試合を止めた。すると、会場から大きな拍手が。このあたりがヨーロッパの人は本当に温かい。
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【ロンドン時事】日本オリンピック委員会(JOC)は4日、バドミントン女子シングルスの試合中に左膝を痛めた佐藤冴香(日体大)は、同部位の前十時靱帯(じんたい)および内惻側副靱帯を損傷していることが分かった、と発表した。
 佐藤は1日の決勝トーナメント1回戦の試合中に負傷し、そのまま棄権した。(2012/08/05-05:13) 時事ドットコム http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2012080500089
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佐藤の試合を見終わり、あまりにも衝撃的な出来事に体調を悪くする人も出て、しばらく会場に留まっていると、あの「イケシオ」の池田信太郎選手が出てきた!皆で取り囲み、さっそく記念撮影。続けざまに今度は潮田玲子選手が出てきた。一同のテンションが一気に上がった。

潮田選手は気軽に撮影に応じてくれたり、ハグしてくれたり。とにかく明るい。皆、ホクホク顔で帰路についた。帰りの地下鉄で、向かいに座る英国人のお兄さんが「なぜあなた達は赤いTシャツを着ているんだ?胸には何て書いてあるんだい?」と聞いてきたので、英語で理由をいうと納得してくれた。そしてKTEおばさんが扇子を出して、ヒラヒラと舞ってあげると車両にいる外国人がヤンヤと盛り上がった。そのお兄さんは「自分にはスペインに祖母がいて、その祖母も日本の扇子と同じようなものを持っている」と嬉しそう。そしておばさんが「Present for you!」といって扇子を差し出すと、隣の車両の人も一緒に大きな拍手が。

そうこうして地下鉄での交流の一幕もあり、今日の一日が終わった。


LONDON2012/5日目  大英博物館で見学三昧

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2012.8.2

ロンドンに来て、ようやく初めてのフリータイム。
朝食を済ませてKensington high st.でCycle hireにトライ。これはロンドンの新名物で、市内のステーションであれば自由に乗り降り可能なレンタサイクルだ。弟のクレジットカードで番号を発行し、その番号を自転車横のボタンで入力すれば借りられる。30分以内でステーションに戻せば無料。思わず、T-Waveのチューリップジャージで写真をパチリ。


ロンドンの町を自転車で駆け抜けるのは爽快だった。
Hyde Parkを突っ切ってみたのだが、最高の景色で気持ちイイ。吹き抜ける風、美しい景色、穏やかな人々、いつまでも乗っていたい気分だ。目的地までは10分ほどで着く予定だったが、あまりに楽しくて1時間ほど遠回りしてしまった。さすがに主要道を走ると排気ガスで息苦しかったが。(ロンドンのサイクリストは排気ガス対策のマスクを付けている人も多い)


本日の主目的は、大英博物館
ここを攻めておかないと絶対に後悔すると思い、じっくりと腰を落ち着けて展示を見ることにした。


心に残った展示物を列記しておこう。エジプトではロゼッタ・ストーン、ラムセス大王の頭像、ブタハシェブセスの偽扉、王たちの継承図(ラムセスⅡ世)、ギリシアではペリクレスの頭像、ハーピーの墓石、アフロディーテ像、「パルテノン・フリーズ」、その他にはアッシリアの遺物やマウソレウムの霊廟・・・挙げればキリがない。日本の展示も充実していて、国宝の観音像があったり、土偶や埴輪なども。これらを見ると妙に心が落ち着いた。

この博物館は展示コースの総延長が4km、年間入場者は700万人を越える。世界最大級の博物館だ。この博物館が日本の国立博物館と絶対的に違うのは、入場が無料だということ。政府の補助が削減されて財政的に厳しいらしいが、無料を貫く姿勢が潔い(£2以上の寄付金は募っているが)。


また、展示物はすべて撮影OK。観察もせずiphoneでひたすら撮影している輩がいたが、それはどうかとも思ったけど。
また地震がないので転倒防止の対策はほとんどなし。それとこの博物館は別名「泥棒博物館」ともいう。大英帝国時代に各国から略奪してきた展示品が大半を占めるからだ。ギリシアやエジプトからは遺物の返還請求もあるそうだが、略奪に関する記述をほとんど見かけなかった。


展示を見ること、6時間。さすがに疲れと空腹がピークに達したので、離脱することに。それでも半分ほどしか見ていないと思う。いずれまた来る機会もあるだろう。徒歩でトラファルガー広場に面するナショナル・ギャラリーに行ったが、あまりの長蛇の列に閉口して断念。テムズ川に面する「クレオパトラの尖塔」(オベリスク)を見に行った。


テムズ川にはクルーズが何艘も浮かんでいたので、£3払って乗船。どこに行くのか知りもせずに乗っていたら(この頃にはどこに行ってもホテルに帰る自信がついていた)、先日行ったロンドンアイの付近まで行ってUターンし、セント・ポール大聖堂やテート・モダンを仰ぎ見ながらロンドン橋をくぐり、タワーブリッジへ。ここで一旦接岸したので、船を下りてブラブラと歩くことに。


タワーブリッジのたもとにはロンドン塔がある。これは中世の城塞なのだが、ついついお城魂に火がついてしまい、防御や攻撃のポイントをチェックしながら見てまわった。


ここらで17時をまわっていて朝7時から何も食べていなかったが空腹を通り越していたので、現代のビル群が並ぶ建築通りを歩いた。ちょうど帰宅時間ということもあって、ロードタイプの自転車がビュンビュン走る。「いいなあ」と思っていたら、思いが通じるもんだね。偶然、自転車屋を見つけたのでピットイン。お目当てのジャージがないか聞いたが、またもや空振り。


店を出て、歩いているとパブから大きな歓声が聞こえてきたので、飛び込むとスクリーンには自転車のタイムトライアルが。日本のパブリックビューイングはサッカーか野球くらいしか考えられない。イギリスでは自転車が超メジャースポーツという証だ。そしてまた歩いているとボサノヴァの音楽が聞こえてきた。大学のキャンパスを貸し切ってブラジル大使館がパーティーをしていたのだ。何食わぬ顔で潜入し、ライブを楽しみ、お酒をいただきながらしばし雰囲気を楽しんだ。


その後、若者たちで賑わうコヴェント・ガーデン周辺を散策して、ホテルに帰着。なんだかんだとかなり歩いたので、疲労困憊。倒れ込むようにしてベッドで寝入った。今日も長い一日だった。


LONDON2012/6日目  世界遺産めぐり(Stone hengeとKew gardens)

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2012.8.3

フリータイム2日目で、今日が移動日を除いてロンドン滞在最終日。
朝から遠出しようといろいろ迷った挙句、コッツウォルズ地方も捨てがたかったが、かの有名なストーンヘンジを見に行くことに決定。世界遺産だし、行かないと帰国して後悔すると思ったから。

8:30、Kensington Olympiaで
まず、特急の往復券を購入。初めてだったので少しだけ戸惑ったが、優しい係員さんのおかげで事なきを得た。
Clapham Junctionで特急に乗り換え。ここで問題発生。良い気になっていたら、乗るべき列車を間違えてしまったのだ。発車して間もなくそのことに気づき、どうしようか思案しているとフンフン♪と鼻歌をうたいながら陽気な車掌さんが来たので尋ねると「Basing Stokeで乗り換えればいい」といわれた。そして無事に目的地のSalisbury10:30に到着。

途中、車窓からは田園風景が目に飛び込んできた。日本とはほとんど変わらない景色だが、なぜかとても美しい。日本の田舎と違い、電線や派手な看板、白い軽トラ、コンクリートの建造物が全くないのでそう思わせるのだろうか。

Salisburyに着いたら駅の目の前にThe Stonehenge tourの赤い二階建てバスが停車していたので、£20を支払って乗車。2階からの眺めを堪能しながら、Stonehengeへ。Salisburyは本当に小さくてのどかな田舎町。30分ほどバスに揺られていたが、全く飽きることなくというか、幻想的でため息がもれるほどの美観だ。コッツウォルズに行かなくても充分に満足した気分。

いよいよ本日の目玉、世界遺産のStonehengeに到着。まずは周囲の景観に驚いた。年間85万人が訪れるSalisbury最大の観光地なのに、Stonehengeの石組以外は、だだっ広い草原しか目に入らないのだ。それには工夫があって、駐車場や売店、カフェは遺跡の景観に配慮してあえて半地下状に作ってある。ここまでやるか、という景観に対する徹底ぶりだ。簡単に見えて、なかなか出来ることではない。

駐車場には何台も大型バスが止まっていて、乗用車も溢れるほど。そこから入場ゲートがあって無料の音声ガイダンスを受け取る。もちろん日本語対応のものも。そして、さっき通ってきた道路を地下で横断して、Stonehengeのそばに出る。タイムトンネルでトリップする感覚だ。

Stonehengeに関してはここで書くまでもないだろう。

<世界遺産:Stonehenge>
行ってみて初めて分かったのは単なる石組の遺構ではなく、円形の周溝と土塁も伴っているということ。今でもうっすらと確認できる。17世紀頃から考古学者や歴史学者、時の政治家の関心を集め、これまでに数々の調査や発掘がなされてきたそうだ。いま屹立する石組も20世紀に入ってから立て直されたものもある。


やはり気になったのは史跡整備の上手さだ。
日本の場合、例えば周溝の部分に他とは違う芝を貼ったり、あちこちに説明看板を建てたり、当時の構造物を推定復元したり、整備と言いながらゴテゴテに盛るのが一般的。反対に、Stonehengeでは極力余計な物は排除する姿勢が貫かれている。音声ガイドを充実させているのは余計な看板を無くすためだと思うし、石組と芝以外はほとんど目に入らない、景観への配慮もそうだ。立ち入り制限の柵にすら気を使っている感じ。こういう考えは、日頃日本の史跡整備に大いなる疑問を感じている自分にとってすごく共感が出来た。イギリスの場合は、史跡の本質を伝えようと努力しているのである。巨費を投じて復元するのではなく、来場者の想像力を掻き立てる作戦なのである。


この遺産はイングリッシュ・ヘリテイジ(English Heritage)とナショナル・トラスト(National Trust)が管理している。今後、大規模な工事を計画中だそうだ。遺跡を回避するようにトンネルを貫通させて幹線道路を地下埋設し、現在の駐車場を芝で覆い、遺跡から3km東にビジターセンター(売店、カフェ、展示&教育施設)を建設し、遺跡へはライドトレインが運行されるそうだ。この計画の根底にあるのは「考古学的な景観を保護すること」にあるという。将来のStonehengeもぜひ見てみたいと思う。

しかし、見ていて思ったのは「これだったら石舞台古墳だって十分に凄くない?」ってこと。そういうことを思うのは不謹慎だろうか。

Stonehengeをあとにして、ストロベリーのアイスを食べながらバスでSalisberyの市街に戻る。ここで見ておきたいのはSalisbery大聖堂だ。高さは124mなので、増山城の二ノ丸と同じ高さだが、イギリス国内でもっとも高い教会建造物なのだそうだ。Salisberyの町は13~14世紀の中世の町並みが残っていて、大聖堂はその象徴的存在だ。ここにはイングランド国王が13世紀に制定した大憲章、Magna Carta(マグナカルタ)が保管されていて、幸運なことに実物を拝むことが出来た。


この教会のカフェでランチをとることに。今までロクなものを食べてなかったので奮発してラザニアを食べようとトレーを持って並んでいたら、店員さんがルーズで対応してくれない。見かねた老紳士が声をかけてくれて、なんとかランチにありつけた。美味しくいただいてトレーを返却して帰ろうとすると、さっきの老紳士が近づいて来て「Did you enjoy this lunch?」と聞いてきたので、「Yes,off course!Thanks for your.」と返すと笑顔を残して立ち去った。この国に来て思うのは、人々が親切であるのと何をするにも対応が大人でカッコイイ点である。こういう振る舞いが自然に出来る大人になりたいものだ。


教会を出て中世の町を散策。途中でPost officeに立ち寄り、円を£に両替。窓口の女性が綺麗だったので挨拶代わりに「You are so cute.」というと、顔を真っ赤にして喜んでいた。小一時間ほど歩いて14:44発、Waterloo行きの特急に乗車。余裕も出て来て、車内で資料を整理したり、コーヒーを買ってのんだりしてくつろいだ。さすがに日本のように居眠りは出来ないが。ここでまたトラブル発生。余裕をこきすぎて、2駅ほど乗り過ごしてしまったのだ。いったんWaterlooで下り、Kensington Olympiaに引き返して下車。そこからBarons Courtに徒歩で移動して、District lineに乗ってKew Gardensで下車。

Kew Gaedensは世界遺産にも登録されている、イギリスを代表する庭園。ここだけはどうしても見たかったので、時間がないのに立ち寄った。


ここですでに18:00をまわっていた。19:00からロンドン三越で、旅行メンバーで最後の晩餐を行う予定なので、慌てて地下鉄に乗り、Piccadilly Circusへ急行。少しだけ時間を過ぎたところで入店。ここには日本人の店員さんがいるし、日本食のメニューがたくさん。アサヒのスーパードライもあって、「ここは日本?」と錯覚するほど。楽しく飲み食いして、タクシーで帰宿。ロンドン最後の夜が暮れた。

ああ、明日帰るんだなあ。



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サイクリングと海水浴

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早朝サイクリングに参加。
ロンドン行きで鈍った体をほぐすためと、
久しぶりに皆さんと走りたかったから。

高岡の大人気パン屋、BeBeさんにピットイン。
たらこパスタパンとイングリッシュマフィンをいただく。
美味。計45kmのライド。


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家族との時間を取り戻すために、
氷見の小境海岸CCZへ。
波はおだやかで、人も多くなく、浜辺はキレイ。
まるでプライベートビーチのよう。
ホントに穴場だ。


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盆前の豪雨

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仕事帰り、車に乗ろうとしたら
瞬く間にあたりが暗くなって
砺波に着くころにはバケツをひっくり返したような大雨。

強烈な雨に稲光。

あわよくば、夜に走ろうと思っていたが
到底無理なので断念。
あー、こういう時のためにローラー台買おうかな。


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利賀までの帰省ライド 〜GFロングコースを行く〜

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今日からお盆休み。

世間の皆様はあちこちにお出かけになるだろうが、
ボクは実家の利賀に帰省してのんびりと過ごす予定。
今晩は恒例の盆踊りもあるし。
でも、まずは利賀まで自転車でGO!

去年はフラットペダルのクロスバイク(Giant Escape R3.1)で
息も絶え絶えに辿り着いた記憶が・・・
(去年の様子→http://ameblo.jp/nhrdsk/day-20110814.html)。
本当にしんどかった。

今年はロードバイク(Kuota kharma)になって経験値
も上がったので、
思い切ってグランフォンド富山のロングコースを辿って帰省してみた。
砺波から水記念公園、城端を経由して304号で平から山の神峠を抜けて利賀へ。
距離にして51.8km。たいした距離じゃないが、
五箇山トンネルと山の神トンネルの2つの登りが難関。

ルートラボ→http://yahoo.jp/ewSRuN




11時に自宅をスタートし、庄川水記念公園をまわって瓜裂清水の前を通り、

瑞泉寺の裏を抜けた。松島浄水場近くの墓地では、子供達がお賽銭を集めていた。



そして、院瀬見から井口を抜けて城端へ。このルートの景色が最高に良かった。


城端に入って蓑谷を経由して304号に出る。
坂の手前で一休みして、
ボトルへの給水とおにぎりの補給。
ここからがしんどかった。


五箇山トンネルまでの坂は斜度6~9%。
平均すると8%くらいだろうか。
延々と続く坂道に気持ちが切れそうになりながら、
ペダルを回していると
雨がポツポツと落ちて来た。

トンネル手前で坂が6%くらいになったので、
ダッシュしてトンネルへ。


五箇山トンネルを抜けて、すぐに梨谷トンネルがあるのだが、
その合間にスコールの
ような雨にあい、全身がずぶ濡れ。
ブレーキの効きが悪くなって焦った。

雨脚が強いので直売所で15~20分ほど休憩。

しばらくすると晴れ間が出てきたので、下梨まで一気に下った。



すると小腹が空いてきたので、羽馬パンにピットインしてカレーパンとコーラを補給。


少し休憩して山の神峠を目指した。
304号に比べたらたいしたことないだろうと
タカをくくっていたが、
156号からじわじわと坂がはじまり、
林道に入ってからも7~8%くらいの坂が。



去年クロスバイクで足を着いた場所を通り過ぎ、
平坦になってきたところで
一気にスピードを上げて山の神峠のトンネルへ。


14:15、無事に実家に辿り着くことができた。

走行結果→http://connect.garmin.com/activity/210357406#

決して走れないルートではないが、案外体力を消耗した。
やはり坂が効いているのだろう。ロングコースは180kmなので、今回の3倍以上。
来年のエントリーは慎重に考えなくてはいけない。



↑本日の装備
ヘルメット、サングラス、グローブ、サンバイザー、ボトル1本、CCD×2、粉末スポーツ飲料×1、おにぎり×1、サンリキソ×1、財布、iphone入れ、手ぬぐい、ウインドブレーカー

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にっぽんトラベルレストランinとやま 〜1日目〜

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知るヒトぞ知る「とやまstyle」のメンバーから誘われて初参加。

石動駅で合流してすぐ名刺交換が始まり、一瞬で交流の場が生まれた。
バスに乗車して自己紹介などをして埴生の条里を抜けて、
福光新町の石黒種麹店さんへ。



一度訪れたことがあったが、今回初めて知ったことがある。
それは、ご主人が大の話好きだということ。

それは抜きにしても、ここの種麹は本物だ。
明治28年に操業し、今でこそ「塩麹」が巷でブームになっているが、
昔から種麹専門でやってきた。全国に麹を扱う店が多いが、
種麹を扱う店は全国で10件ほど。北陸ではこの店だけ。

小泉武夫氏いわく「甘酒は飲む点滴」。麹の酵素の役割で甘くなるという。
じっさいに試飲すると、グレーがかったクリーム色の甘酒は素朴な甘さが口いっぱいに
広がり、飲むというより「食べる」という食感。

このほか、麹は血圧やコレステロールを下げたり、記憶力低下を軽減したり
免疫力を高めたり、良いこと尽くめ。いやあ、それにしてもご主人のトークは長かった。




正午近くにようやく移動し、福光の千華園さんへ。

ここは花農家さんなのだが、ビニルハウスで豪華なランチをいただいた。
メニューは<スペイン風ガスパチョ塩こうじ仕立て、オクラの煮浸し、五箇山とうぶ糀ソース、ハイカラゆべす、修子母のずいきの酢の物、くまさんカリー、豚ロースグリル、トマト甘酒ソルベ>

修子さんや直子姉さん、塩糀先生など個性派キャラが爆発。
最後に甘いスイカを食べて、イギリス人のジェームスとロンドンの話を少しだけ。
見送りに南砺の皆さんが作ったトンネルをくぐってお別れ。
なんだろう、このホスピタリティの高さは。ともかく、みんな大満足。



つづいて、土遊野さんへ。
ここは電気をはじめとするインフラを自分たちで整備し、
自給自足を目指す「史上最強の農家」。

展望台を見学し、小水力発電の水車や合鴨農法を見て
橋本順子さんのお話を聞いた。「持続可能な生活」を「自然体」で実践したいと言っていたのが印象的。


最後に八尾の杉風荘(さんぷうそう)へ。
ここで山本食道さんの料理をいただいた。豪華な和風建築と庭園に、
美味しいお料理。しかも、サプライズでおわらまで飛び出した。

ほんとは土遊野さんで離脱する予定だったが、あまりに楽しいので
急きょ八尾も居残ることに。前から会いたかった山本さんにも会えたし、生でおわらを見れたし、いろんな人と知り合えたし、Tアナウンサーともしゃべれたし、素敵な夜になった。

ディープツアー組をお別れし、城端のK氏の車で帰砺。
トラベルレストランの濃密な1日目が終わった。




にっぽんトラベルレストランinとやま 〜2日目〜

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トラベルレストランの2日目は立山登山。
といっても普通に登るのではない。

登山のプロ、Travearthの大塚憲一さんがガイドをしてくれるのだ。

サンダーバードで朝食を調達したあと、立山カルデラ砂防博物館へ。
朝7時に特別に開けてもらい、飯田肇学芸課長さんから今ホットな話題の「氷河」について詳しく説明を聞いた。


立山は火山活動、水と氷による浸食、地殻の造山運動によって作られた山。つまり、「火、水、氷、地」がすべて揃っている山だそうだ。狭い範囲にこれだけの要素を凝縮している山は珍しいとのこと。

今年5月、氷河の論文が発表されて氷雪学会にその存在が認められた。
これで新たに「氷河を抱く山」というキャッチフレーズが加わった。

【論文PDF】 福井幸太郎/飯田肇 飛騨山脈,立山・剱山域の3つの多年性雪渓の氷厚と流動ー日本に現存する氷河の可能性についてー?



今回の登山は雄山ではなく、浄土山が目的。
一の越には向かわず、手前で右手に折れて岩場を進んだ。

はじめは冗談を言いながら歩いていたが、しだいに口数が減っていった。



室堂といえばターミナルばかりが注目されるが、
ここには日本最古の山小屋である「室堂」が修復して保存してある。
重要文化財に指定されているが、いまいち存在感が薄い。

出土品や建築材を見ているだけで面白いのに。


歩いていると、表面に平行した筋の入った岩がいくつも。
これは氷河の浸食作用で出来たもので「羊背岩」(ようはいがん)とよぶそうだ。


浄土山のルートは飯田学芸課長いわく「最高のルート」。
なぜかというと、立山の地質や地形的特徴を存分に観察できるからだ。

上の写真。手前の岩石は黒く、奥は白っぽい。
黒い岩石は火山の溶岩を起源するもの。白いのは隆起作用で地下から押し上げられた花崗岩。登山ルートからは、その境がはっきりと見えた。


山頂に向かう尾根伝いに歩くと、雄山側には氷河地形であるカール(圏谷)が見え、カルデラ側には水の作用によるV字の谷が無数に見えた。
尾根を境に、これほどまでに地形状況が変わるとは。


頂上に辿り着き、とある「調査」のために缶ビールで乾杯!

ランチはお弁当ではなく、食材を山頂まで運んで皆で調理を。
NさんのFacebookから抜粋
「トラベルレストランとのコラボ。昨日訪問した土遊野農場(米、卵)、山元食道(おわらクリーンポーク)、ログログファーム(野菜)、石黒種麹店(味噌、塩糀)の最高の素材を持ち寄り、標高3,000mでの絶品TKGと夏野菜の豚汁!
TKGのお醤油はミシュラン御用達、金沢のヤマト醤油味噌で!」


ともかく、標高3000mとは思えない料理を食べることができた。
諸般の事情で器が杏仁豆腐の容器だったことを除けば(笑)、素晴らしい食の時間だった。ちなみにTGKとは卵かけご飯のこと。


山頂でゆっくりした後、一の越を経由して下山。
室堂山荘で施設見学とスタッフさんとの語らいの場。

17時前に室堂ターミナルに着き、バスに乗車。
アルペン村までの車中、立山町役場のS氏やTravearthの大塚憲一さんといろいろと話をさせてもらった。その中で提案したことがある。いつも立山を調べようとすると、歴史や地形や信仰など山の概要がよく分からない。難しい本はいろいろあるけど、簡単に説明したものにお目に掛かったことがない。立山町民が立山博士になるには、まず要点を10個ほどに絞ったパンフレットでも作ってみては?と言ってみた。他にも冗談を言い合い、これが有意義な時間になった。

帰り道は心地よい疲労と、城端のK氏のこなれた運転で寝てしまいそうになったが、本当に素晴らしい立山登山だった。大塚さんのガイド、S氏プロデュースのトラベルレストランをぜひまた堪能したい。

またまた濃密な2日目が終わった。
関係の皆さん、参加させていただきありがとうございました。


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23:00帰宅。

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