$ 0 0 佐伯安一先生米寿記念文集『常民へのまなざし』をご本人からいただいた。砺波民俗の巨人、佐伯安一氏のこれまでの業績を振り返るとともに、まわりの研究者達の寄稿文を読むと先生の人柄がよくわかる。それぞれの人に佐伯先生とのドラマがあり、それが秘話のようにして書かれていて、読んでいて「ああ、そうだったのか」と思うことも。100ページに満たない冊子だが、これは読み応えがある。そのほかにも阿南透「競技化する夜高祭」、石垣悟「富山の七夕、日本の七夕」など研究ノート的な文も見逃せない。