1泊2日の日程で広島県へ視察研修に行くことに。
6:45に集合してバスで金沢駅に移動。
金沢駅からサンダーバードで関西方面に行くのだが、北陸新幹線ができた影響で高岡駅に接続しなくなったため、バスを使った。
新大阪で新幹線に乗り換え。車両は九州新幹線のさくら。かなりグレードが高い設えで、北陸新幹線のグランクラスにも負けず劣らず。快適に過ごしながら、途中で福山城をチェックして気づいたら12:26に広島駅に到着。意外に近い。
そこからバスで宮島のフェリー乗り場に。
本日のメインは、安芸の宮島。
広島といえば世界遺産であり、一大観光地であり、平清盛や毛利元就など歴史の表舞台に登場する厳島神社を外すわけにいかない。
厳島神社(コトバンクより)
広島湾南西部に浮かぶ厳島(広島県佐伯郡宮島町)に鎮座。市杵島姫(いちきしまひめ)命,田心姫(たごりひめ)命,湍津姫(たぎつひめ)命をまつる。旧官幣中社。祭神〈伊都岐島(いつきしま)神〉は,811年(弘仁2)名神に列し四時幣に預かり,神階は867年(貞観9)従四位上に昇叙。《延喜式》で名神大社に列し,のち安芸国の一宮となる。平安時代末,大宮,中御前(中宮),客(まろうど)宮の3座となり,のち宗像神社と同じ市杵島姫命以下3姫神とみなされる。
フェリーの乗船は10分ほど。
上陸すると、ものすごい蒸し暑さで汗が一気に吹き出てきた。昨日まで富山は涼しい日ばかりだったので、まだ暑さ耐性ゼロ。船着場から大鳥居までの間に玉のような汗が。
大鳥居は想像していたより巨大で迫力満点。海中に杭を打ち込んで柱はその上に自立。根元の直径10mのクスの木が使われているが、この木を選ぶまで20年も費やし、1875年に建て替えられた。鳥居の島木は箱形になっていて、一字一石経の石を詰めて重量を増している。
ちょうど干潮が終わって、潮が満ち始める時間帯だった。
とりあえず客神社を詣で、国宝の回廊を渡って本殿を参拝した。火焼前(ひたさき)から大鳥居を眺め、種々の建築を見て厳島神社の見学は終わった。平清盛が瀬戸内での貿易を足掛かりに権勢を振るい、厳島神社の造営で運を味方にしてさらに飛躍を遂げた。参拝しながら平家の栄華に思いを致した。
厳島神社の修理を担った大願寺を訪れたあと、とりあえず頭の中を整理する目的で歴史民俗資料館へ。ここでクールダウンしながら宮島の歴史、平家との関わり、1555年の厳島神社の戦いなどをおさらいした。ふたたび炎天下に出て多宝塔から神社周辺を俯瞰して、山沿いの小径をたどって大聖院まで来た。階段の多い寺で、さすがに汗が止まらないので上着を脱いでタンクトップに。周囲は外国人ばかりなので気にならない。
さて、次はどこを攻めようかと思案してたら1本の電話が。
「店で腰を据えているから、すぐ来い」
速攻で麓に降りて、神社の裏をまわって土産物屋の路地に入り、お店にピットイン。すさまじい快適さにほだされ、冷えたビールで命の洗濯を。あなごの蒲焼き、牡蠣フライ、アジの唐揚げなどをいただく。
最後に外に出て、宮島の地ビールで乾杯して(ここで撮った写真はNG)フェリー乗り場に。16:45に宮島を出港して広島市街に向かう。
宿の法華クラブにチェックインして夕食会場の広島駅前のホテルに移動し、眺めの良いレストランで上品な洋食をいただいた。ガラス越しには広島カープのマエケンこと前田健太投手の住むマンションが見えた。ここで白ワインをたくさんいただき、すっかり出来上がってしまったので二次会には行かず、ホテルの部屋でツールドフランスを観戦して就寝。