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Channel: 学芸員の小部屋
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入院の記 〜4日目〜

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昨日の夜からブドウ糖の点滴を外されたせいか
あまりの空腹で3時から眠れなかった。
7時すぎに朝食が出たが、あっという間に完食(約3分)。

今日は外出の予定もなく、しっかり静養することに。
日中は点滴を2本打たれ、おとなしくベッドで過ごしていた。

朝食後、本を読んでいると医師が2人回診に来られた。
すると年配の医師が病状よりも読んでいる本に食いついてきた。
「難しそうな本を読むんだね~。何の仕事してんの?論文でも書くの?」
矢継ぎ早に聞かれるので適当に答えると「へ~、すごいねー」と
感心していた。聞くと、その医師の同級生にも考古学をやっている人がいるという。
名前を聞けば、石川の有名な方だった。

そうこうして午前は原稿に専念。
明日には仕上げられそうだ。
午後は本を読んだり、1階にある売店まで決死の思いで足を運んでみたり。
午前には母親が、午後からは家族と友人が何組か見舞いに来てくれて
思ったより退屈をせずに済んだ。

2時過ぎ、同室のご老人が退院された。

そうそう、大事な食事。
昼食から三分粥→五分粥にまたまたグレードアップ。
しかもおかずが何品かついてきた。
味はともかく、ものを食べられるというのは幸せだ。

でも量は少ないので、3時すぎに空腹に耐えられず
プッチンプリンのビッグをこっそり食べてしまった(内緒)。

夕食前、「これで点滴は終わりですよ」といわれ、針を外された。
やっと自由の身になれたので、シャワーを浴びてスッキリ。

サッパリして部屋に戻ってくると
「すいませ~ん、最後の抗生剤が残ってました~」といわれ、腕にブスリ。
まあ、人間だもの、看護師さんだって小さなミスはあるさ。

そうこうして入院生活4日目が終わって行くのであった。
あ、消灯時間だ。


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