とうとう本番。
公民館に寄ってANDさん分の甲冑を置いて、朝7時に会場に到着。
ちょこちょことセッティングして、8時にスタッフを集めての全体ミーティング。「ここまで来れたのは、皆さんのおかげ!」TCD会長さん、気合いが入っている。
まだ9時前だというのに、城攻めウォークの受付には親子連れが列をなしていた。いつもより動き出しが早いぞ⁉︎
曲輪の会のみなさんもホクホク顔。でもこれからガイドをするので、ちょっぴり緊張感も入り混じり。
昨晩遅くにHSSさんから「太鼓を導入したい」とメールがあった。で、開会式前に、若い衆が太鼓を打ち鳴らしてくれた。ピリッとした空気が会場を包んだ。
弓矢コーナーもいつも以上に盛況。
19HITOYASUMIさんが出店してくださり、「となみ野ワッフルパフェ」などのスイーツを提供。常に長蛇の列が出来ていた。陣屋deマルシェのお陰で戦国祭りに新しいメニューが加わった。
岩魚の塩焼きも美味しそう。
増山陣屋では、古代体験コーナーを設けたが、ずっと人が途切れず、嬉しい悲鳴。勾玉作り、火起こし、組紐、ペーパークラフト、いずれも常に子どもたちが取り組んでいた。
城攻めウォークの間に、会場にいる人を対象とした「クイズセンダンノ」。松浦ぶどう園さんのブドウをかけて熱い知のバトルが展開していた。
11:30から武者行列。陣屋の前に集結した時点で熱気ムンムン。狼煙の合図でスタートし、小学生をはじめ城主の市長や姫様、甲冑隊が入城。市長は自ら用意した巻物を取り出し、挨拶を。
武者行列に参加した皆さんでパチリ。写真ではわからないが、暑いのでみなさん大汗をかいていた。
気づけば12時。ステージ前には長い列ができていた。さすが戦国杵つき餅の集客力。ていうか、いつもより行列が長いし、ずっと続いている。
12:30から城攻めウォークの抽選会。当選者にきのこセット、松茸など豪華景品が贈られる。最後の参加賞の戦国米に大勢が列をなしていた。
今日は見事に晴れ渡り、そのおかげか過去最高の人出を記録した。ウォークだけでも例年の2倍。なぜこれだけの人が来てくれたのだろう。
今回、とにかく省力化を心掛けた。毎年、当日までに数十人が集まる打合せを10回以上行ってきたが、今年は要の人だけ5-6人を集めて3回だけ。少し不安もあったが、杞憂に終わった。
市の動員も大幅に減。学芸員2名と課長だけに。
とくに広報というかPRは最小限に。市のホームページとチラシ配布のみ。SNSでの告知やラジオなど大手メディアの露出はほとんどなし。広報での労力を極力抑えたかったのと、昨年の戦国祭りで今のキャパで限界に近かったので、告知そのものを抑えたかった。
が、思いと結果は裏腹。告知はほぼ最小限に抑えたにもかかわらず、過去最高の人出に。何千人来たのだろうか。少なくとも去年の1.5倍もしくは2倍は来ている。嬉しくもあり、悩ましい結果となった。地元は大いに沸いたが、楽観視できない部分もある。蕎麦は12時前に品切れ、そのほかの飲食メニューもことごとくボリュームゾーンの時間帯を迎える前に売り切れてしまっているのだ。
ただし、これは地元と意思統一しているが、これ以上の拡大路線はとらない。今の祭りの規模で、2016年度ほどの人出となるように告知をさらに抑えていきたいと思う。それがこの祭りが持続する道なのだから。
ともあれ今年も無事に祭りが終えられて安堵している。公民館の打上げでは、みなさん笑顔。愚痴やマイナスな発言は一切なし。逆に今年の良かったところや、来年に向けての改善など。そんな話を聞きながらのお酒のおいしいこと、おいしいこと。一番嬉しかったのは「戦国祭りが栴檀野の祭りとして定着したってことやちゃ」と言われたこと。ああ、9回もやってきたんだものなあ、と一瞬感慨に浸ってしまった。そんなことで今宵も飲み過ぎるのでした🍶